2012年から2013年にかけてのバラデバマルバネクワガタの飼育記録です。主人公はラージャとクマリです。
2012.9.30
バラデバマルバネクワガタ(学名:Neolucanus baladeva)の三齢幼虫5匹(採卵から約1年経過)をヤフーオークションで落札しました。累代はF2で、元親の産地は北東インド・メガラヤ州です。メガラヤ州の気候は年間を通じて寒暖差が緩やかで、首都シロンのある1年間の気象データによると最低気温は約5度(1月)、最高気温は約24度(9月)です。
管理するのに名前が必要なのでバラデバマルバネ1~5と名付けました。カブトムシ用マットを篩にかけたマットと赤枯マットを2:1で混合、加水し、小型水槽に押し固めずに入れました。バラデバマルバネ1~5は、それぞれ個別の水槽に入れました。
2013.1.13
幼虫の体重測定およびマット交換(新しいマットの追加)を行いました。
バラデバマルバネ1と4は既に繭に籠っていましたので取り出しました。
他に関しては体重を測定しました。
バラデバマルバネ2 : 21.0 g
バラデバマルバネ3 : 16.2 g
バラデバマルバネ5 : 18.4 g
2013.4.28
幼虫の体重測定およびマット交換を行いました。バラデバマルバネ2が繭に籠っていましたので、繭を取り出しました。バラデバマルバネ3の体重は19.4 gで前回の計測から3.2 g増えていました。また、バラデバマルバネ5の体重は21.6 gで前回の計測から3.2 g増えていました。偶然でしょうが両方ともに同じだけ体重が増えていました。
2013.8.3
バラデバマルバネ4の繭を削り穴をあけ内部をのぞいて見ました。
削る前の繭
削り進むと赤い層が出てきました。
赤い層は固いので、端を削っていきました。
糞のような丸い塊で栓をしているようです。とにかく削り続け、何とか穴が開き、成虫がじっとしている様子が観察できました。
穴の開いた繭はそのまま静置しておきました。
2013.8.7
バラデバマルバネ2が繭から脱出しました。♂で”アッチャ”とインド風の名前を付けました。体長は62.8 mmでした。
アッチャは約1か月生存し、9.21に死亡しました。♀の羽化とタイミングが合わず、繁殖には貢献できませんでした。
2013.8.26
バラデバマルバネ4が繭から脱出しました。小型の♂です。”ラージャ”と名付けました。
脱出後の繭
翌日には既に餌を食べていました。
2013.9.8
バラデバマルバネ1が繭から脱出しました。♀です。”クマリ”と名付けました。
2013.9.21
クマリとラージャをジャンボ水槽で同居を開始させました。
2013.10.8
クマリとラージャの交尾が観察されました。
2013.10.14
ラージャは餌をほぐして食べるのが好きなようです。
クマリは忙しそうに徘徊中です。ラージャが食事中であることなど気にもしていません。
2013.10.19
水槽の側面に卵が見つかりました。これで一安心です。
2013.10.29
ラージャの後ろ足が麻痺しています。
個室に移しました。
2013.11.9
ラージャが死亡しました。クマリは相変わらず元気に動き回っています。お腹がすいたので一休み中です。
2013.11.22
クマリが死亡しました。